PROJECT HISTORY ー沿革ー
本プロジェクトは平川忠氏が、中世古窯の忠実な復元・焼成を目的として着手したことからスタートしました。同時期、備前市内では窯の発掘調査が進み、中世の窯構造やその技術の一端が、徐々に明らかとなりました。
このような成果を用い、2002年に復元古窯1号土窯を平川氏が単独で築窯、2010年には備前市教育委員会との共同研究で復元古窯2号土窯を築窯・焼成しました。また、窯跡で出土する備前焼の様々な破片を、備前焼の作り手と研究者、その両方の視点から解き明かすことにより、製作技術の復元も試みています。
中世古窯復元PROJECTでは、中世古窯の復元・研究・普及のために様々な活動を行っています。
その内容はワークショップをともなう「実証実験」、皆様に成果をお伝えする「展示と報告」にわかれています。
実証実験
中世古窯復元PROJECT始動
南北朝末期から室町時代初期想定の窖窯
(土窯)を3/1スケールで復元・焼成
歴史研究者の参画
南北朝初期想定の窖窯(土窯)を3/1スケールで復元・焼成
南北朝初期想定の壷・すり鉢を復元
室町中期想定の壷・すり鉢を復元
室町後期想定のすずめ口小壷を復元
南北朝初期想定の大甕を山土で復元
江戸時代前期の池田家和意谷墓所亀フを復元
南北朝末期から室町時代初期想定の窖窯
(土窯)を3/1スケールで復元・焼成
(テキサス・クリスチャン大学共同企画アメリカ合衆国アーカンソー州)
室町後期の窯詰め方法復元
2001
2002
2009
2010
2013
2014
2015
2016
展示と報告
窖窯(土窯)復元の報告展示
(第25回国民文化祭・おかやま2010「陶芸の祭典」)
窖窯(土窯)復元の誌上報告
(備前歴史フォーラム2010)
窖窯(土窯)復元・焼成成果の報告展示
(備前市埋蔵文化財管理センター)
大甕復元研究の報告発表
(備前歴史フォーラム2013)
復元窯の築窯・焼成とアートに関する報告発表
(テキサス・クリスチャン大学)
復元窯の築窯・焼成とアートに関する報告発表
(岡山)